ことばの教室で使用する検査のご紹介

皆様こんにちは!

北海道札幌市で主に子ども向けに、ことばの遅れ・発音・きつ音などの支援を行う『ことばの教室コトモリ』

言語聴覚士の鹿戸です。

今回はコトモリでよく使用している検査を3つご紹介をします。

①遠城寺式乳幼児分析的発達検査

ことばの発達、運動発達、対人関係、基本的な日常生活習慣などをバランスよく評価できる検査です。

0歳〜5歳前頃までのお子さんに使用でき、比較的短時間でリラックスして取れる検査なので、初回レッスン時に使うことが多いです。

私は常に、ことばの遅れでご相談される保護者の方へ

「運動や日常生活、信頼関係や栄養などことば以外の発達がバランスよく育つことが大切ですよ」

とお伝えしているのですが

なんとなく良さそうだからではなく、検査にもなるほど発達のバランスは医学的に重要視されているのです。

②新版構音検査

「カ行がタ行に聞こえる」「息が口の横から漏れるような音がする」など

発音の誤りが気になる幼児〜大人の方に実施します。

単語カードの名前を答えてもらったり、文を復唱したり、お口を動かしたり…

色んな角度から苦手な音と、その原因を調べていきます。

検査の中身(一部)⇩

①会話の観察

話すスピードは?声の大きさは?声質は?普段の会話での印象を観察します。


②単語検査

絵カードの名称を答えてもらい、発音に誤りがないか調べます。


③音節検査、音検査

①②で調べて誤りのある音を更に詳しく調べます。


⑤文章検査

言語聴覚士が文章を読み、復唱してもらいます。単語で正しく言えていても少し長い文だと誤っていることがあるので注意深く観察します。


⑥構音類似運動検査 

舌、唇、顎など発音に必要なお口の動きが正常に動かせるか調べます。

③LCSA

読み書きや学習面で困りごとのある、小学校1年生〜4年生のお子さんに実施する検査です。

・音読はできるけど理解はしていない

・目で見て読むと理解できるが、耳で聴いても理解できない

・基本的な語彙の知識が乏しい

・比喩の理解や感情を読み取ることが難しい

このような読み書きのデコボコを調べることができます。

まとめ

これらの検査は、あくまで言語聴覚士が訓練プログラムを考えたりご家庭での支援に役立てるために実施するものです。

発達年齢や病名を診断するものではありませんので、どきどきせずにご相談にいらしてくださいね。

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