きょうだい児問題〜子どもに障害があったら下の子は諦める?

今回のテーマは言語聴覚士としてではなく、きょうだい児目線で考えたことです。

記事を書くかとても悩みましたが、少しでも障害のある子を育てているお父さんお母さんの参考になればと思っています。

実際にきょうだい児として育ってきてどうだったか。

きょうだい児が抱える問題はどのようなことがあり、どうすれば解決できるのかなどを考えてみました。

きょうだい児でよかった、だけどこれは私の場合

私はきょうだい児として生まれて、育ってよかったと思っています。

普通じゃ経験できないことをたくさん経験できたし、今の自分にとって大切な価値観を身につけられたし、素敵な出会いもたくさんありました。

言語聴覚士を目指したのも、妹がお世話になった言語聴覚士さんに憧れたのがキッカケです。

しかし当然大変なこともたくさんありました。体は弱いし、パニックを起こすし、トラブルに巻き込まれるし。きっとこれからも何かしら起こると思います。

それでも良かったと思えるのは、妹がとても私を慕ってくれたから。素直な良い子だったから。

そして何より両親が私を1人の子どもとして育ててくれたからです。

他のきょうだい児の方が、障害児の親は下の子を産まないで!っていう考えでも、私は反対しません。

それもその方が経験した上での貴重な意見だと思っています。

きょうだい児問題は①本人との問題②親との問題の2つがメイン

きょうだい児が抱える悩みで自分で解決できないのは①本人との問題②親との問題のどちらかもしくは両方だと考えています。

外部で起こる問題は自分でなんとか解決できたり避けられることが多いですがこの2つはなかなか難しいと思います。

①の本人との問題とは、例えば障害児本人がすごく暴力的だとかこちらに敵意を向けてくるような問題。

②は親がきょうだいに世話係を任せすぎてしまうとか、きょうだいに割く時間が少なくなってしまうとかで関係が悪くなるような問題です。

①は正直定型発達の兄弟姉妹でも起こりうる問題なのかな、と思います。

なので今回考えるのは②の問題です。

結論:覚悟をもって全力で子どもたちに向き合って

私の結論は、障害のある子が生まれても下の子を産むのは問題ない!と思います。

ただし、子どもたち一人一人としっかり向き合えるか?きょうだいに頼りすぎたり、不安な気持ちにさせないよう努力できるか?老後はどうしていくのか?はしっかり考えるべきだと思います。

大変なことはきっと起こります。それを防ぐことよりも起こった時にどれだけ真摯に対応できるか、ということが重要だと思っています。

私自身、大変な思いをしたことは嫌な記憶として残っていません。

あんなことあったな、という出来事としての記憶はあるけれど、嫌な思い出ではありません。

それは両親やまわりの先生たちが事後の対応をしっかりしてくれていたからだと思います。

完璧じゃなくても、自分のことを考えてくれているという気持ちはしっかり子どもに伝わるのです。

最後に

普段の記事とは違い、完全に私の考えを述べた記事です。

是非、沢山の方に読んで頂き、色んな意見が欲しいな、と思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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