言語訓練でことばは伸びるのか
子どものことばが遅いけど言語聴覚士の言語訓練を受けたら本当にことばが伸びるのか気になる方は多いと思います。今回は言語訓練で得られる効果やどのようなことをするのか?どこで受けられるのかなどを簡単に解説していきます。
言語訓練でことばは伸びるのか
言語訓練でことばは伸びます。
「ことばがでない」というお悩みに対して周りの人が「沢山話しかけて」などアドバイスします。間違ってはいないのですが、お子さんがことばを話すためのどの部分でつまづいているかわからないといくら話しかけても意味がありません。例えば沢山話しかけたことでインプットはされているけれどアウトプットはできない、ではなぜアウトプットできないのか?声がそもそもでないのか?などです。原因を専門的な視点で見つけてアプローチするので言語訓練でことばは伸びていきます。
言語訓練で何をするのか
年齢やことばがどれくらい出るのかなどに合わせて検査・訓練を行います。
言語聴覚士の訓練には、この遊びができたらこの程度ことばが理解できるなどの指標があります。
おもちゃや絵本を使ったりするので遊びにみえるかもしれませんが、遊びのなかでしっかりお子さんのことばの状態を見たり引き出したりしているので安心してくださいね。
こども専門の言語聴覚士に出会うには
こどもの言語聴覚士は主に
①病院
②発達支援センター(療育センター)
③ことばの教室
④児童デイサービス
以上などで出会うことができます。
①病院
検査と治療(訓練)を専門的に手厚く行っています。設備が整っており医師の指導のもとで検査行うので根本的な原因を調べることができます。
デメリットは、通う場合週1、月1、年1など言語聴覚士に会える日が限られてくるので普段の様子が伝わりにくいことです。
②発達支援センター(療育センター)
病院とほぼ同じことができます。
③ことばの教室
主に小学校に併設されている訓練室です。病院に通うほどではないけれどことばや勉強が心配という小学生のお子さんがいらっしゃる方はこちらがおすすめです。
④児童デイサービス
発達の遅れや生活に支援が必要と判断されたお子様に適切な療育を提供する施設です。
最近は言語聴覚士が児童デイサービスで個別訓練を行ったり集団療育に携わっていることが多いです。
こちらの最大のメリットは子どもと言語聴覚士がより近い距離で関わるため普段の様子や困りごとを理解してもらいやすいです。
デメリットは病院などと比較して設備が整っていないことが多く、言語聴覚士の質もピンキリであることです。
良い言語聴覚士の見極め方などは別の記事で紹介します。