レイトトーカー(LT)とは?
皆さんこんにちは!
札幌で「ことばの遅れ・発音の誤り・吃音」の支援を行う言語聴覚士ことばの教室コトモリです🌻
今回は「レイトトーカー(LT)」のお話です。
レイトトーカー(LT)とは?
こんなお悩みはありませんか?
・こちらの言うことは大体理解してるのに発語がない
・他の子と同じように遊べるのに言葉が少ない気がする
・物の名前は言えるけど動詞や形容詞が出てこない
これらはもしかするとレイトトーカーかもしれません。
レイトトーカーとは、その他の発達に問題がないのに発語が遅いことをいいます。
つまり、理解◎ 発語(表出)△な状態です。
具体的には
①運動や知能など全身の発達
②社会性(対人関係・日常生活等)
③ことばの理解
に問題がなく、自閉症などの明らかな発達障害もみられないのに言葉だけが遅れている状態です。
こういったお子さんは就学までに同い年の子に発語レベルが追いつくことが多いです。
その為、病院に行っても「様子をみましょう」と言われることが多いですが
稀にことばの遅れや苦手さが残ることがあり、何もしないとかえってリスクになることがあります。
どのように様子をみるのかはお子さんによって異なります。
ことばの教室コトモリではレッスンだけでなく、様子を見る期間に大人ができることをお伝えしています。
お家での関わり方
声かけはお子さんの興味・注目しているものに対して行ないます。大人が言わせたい言葉ではなく、必ずお子さんの目線や気持ちを確認しましょう。
ジェスチャーを交えながら、お子さんの言いたい言葉を代弁し広げるイメージでやってみましょう。
レベル① 単語(発語がほぼない)
「ニャンニャンだよ」「りんごだね」
レベル② 二語文(挨拶や名詞が言える)
「ニャンニャン鳴いてるね」「りんごたべようね」⇨名詞➕動詞
「ニャンニャンかわいいね」「赤いりんごだね」⇨名詞➕形容詞

お外にお出かけした時、絵本を読んでいる時などいつでも実践できますね。
まとめ
いかがでしたか?
お家でことばを育むときには、絵カードなど特別な知育は必要ありません。
お子さんと日々過ごすなかで、自然に言葉を育む関わりをしながら様子をみられると良いですね。
それでは!